マカ

Sun, 09 Oct 2011 12:48:09 JST (4608d)
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なんだ?
 誰もが顔を上げた。
 瞬間、山の麓から火の手がぽつんと上がった。まさか、あんなの
が火の海って言うんじゃねえだろうな。
 いや、違った。火の手は暗闇の山に蜘蛛の巣状に放射されていき、
それが飛び火するかのようにあちこちで炎が上がった。
 茫然とする暇もなかった。炎は瞬く間に山一面、山頂にまで広が
っていき、夜空の下に箕作の山を赤々と浮かび上がらせた。
すげえや

 組み換えタンパクの誰かが言った。山が燃えているんじゃない。山を照らして

いる。しかも、隅々まで。これは火の海というより、なんかのお祭
りにあるような光景。
 うおおっ、と、歓声が上がった。
 そして、どこからかマリオの大声が飛んでくる。
全軍、突撃い!
 法螺貝が鳴った。太鼓が鳴った。鐘が鳴り響いた。武者押しの声
が天地に轟いた。
 おれはねじり鉢巻きを蹴飛ばして起こすと、あわててカタラーゼに
跨る。すでに沓掛勢が大島のおっさんを先頭にして走り出している。
 お、おれも真・無双奥義を繰り出さなくては。
鉢巻きっ! 早く走れっ!
旦那っ! カタラーゼの脇腹を軽く蹴ってくれ!
 ん? こうかな。おれは言われた通り、カタラーゼの脇腹をぽんと
叩く。
 すると、カタラーゼの野郎、変なスイッチが入ったらしく、小走り
に走りながら首を高く上げていななきだした。や、やべえ。普段は
おとなしいカタラーゼが妙なことに。パンドラの箱を開けちゃった。
 で、カタラーゼは首をぐいと前に出し、重心を低くしたかと思うと、
急に物凄いスピードで駆け始めた。ねじり鉢巻きの姿はもうない。
 やべえ。やべえ。

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